故障を克服し、武術家・治療家として、夢や希望が溢れてきます
◆奥田行考さん(30歳)
大学から約10年間、空手、日本拳法、ブラジリアン柔術などの武道・格闘技を学び、指導者を目指していましたが、腰椎椎間板ヘルニアや頚椎椎間板損傷などの怪我をし、コンタクトの強い格闘技が厳しくなり、以前から興味のあった太極拳に転向しようと考えていた時に、アクティクラブと出会いました。
初めて見学に行き、先生と推手をした時に軽々と吹っ飛ばされた(宙に浮いた)ことを鮮明に覚えています。当時、日本拳法とブラジリアン柔術をやっていた私の体格は、身長172cm体重68kg体脂肪は7%でした。先生とは15kg以上も体重差があり、腕力や脚力にも相当自身があった私ですが、軽々と・・・驚愕でした。
太極拳はお年寄りがやる健康体操で、戦えるような拳法ではないというイメージがあるかと思いますが、決してそうではなく、とても実戦的で優れた武術だと実感しました。
太極拳を始めて約1年ですが、先生に教わった食事法と太極拳で体重は58kgまで減りました。筋肉も大分落ちたのですが、体力はまったく衰えている感じはなく、以前よりも体調は善いぐらいです。内臓脂肪も体脂肪計ではミニマムレベルまで減少し、かなり健康的な身体になりました。首・腰の痛みも3ヶ月ほどでかなり軽減し、体を痛めてる方・健康を損なわず痩せたい方にも非常にお勧めです。
最近、ジーパンを買い、以前よりも1サイズ小さくなったのですが、さらに太ももが余ってきました。低い姿勢を維持するので太ももの筋肉が発達して太くなりそうなのですが、逆に細くなりました。
空手や日本拳法をしていた時は中段突きの低い姿勢に安定感を出すために毎日スクワットをして鍛えてたのですが、そのころよりも数段細くなってるのに安定感は増してます。
インナーマッスルを、重点的に鍛えるので体がごつくなることもなく柔軟性を損なわずに運動能力を向上させることができると思います。
激しい運動がないので身体への負担も少ないですし、運動が苦手な方でも続けられると思いました。
現在、接骨院で働いているのですが、太極拳の身体の使い方が施術での身体の使い方ととても似ており、施術する側が脱力できれば受け側も脱力できるので、操体法の技術向上にも繋がっていますし、施術をしていても疲れにくくなりました。脱力によって無駄な力を省けるようになったのだと思います。気功を意識して施術をすると患者さんから、体がポカポカしてくると言われました。治療における気功の使い方も研究していこうと考えてます。
太極拳は脱力し体の緊張をほぐすように動かすので筋肉についた癖を直すことによって骨盤や姿勢の矯正にも繋がり体内の流れが良くなるので結果的に代謝の向上と血流の改善にもなります。
将来、リハビリ・痛めにくい体造りを目的とした運動指導を太極拳で実践していこうと考えています。また、施術や介護のボディメカニクスの講習会、平均寿命の短い国での運動指導、予防医学による未病・医療費の削減など・・・、夢や希望があふれてきます。
武術家として治療家として太極拳を極め伝えていくために日々精進していきます。